まったり巡行

自転車もカレーも投資も、まったり、ゆったり。

【へっぽこ投資】バブル期越えたか 

日経平均株価指数の終値が、とうとうバブル期最高値「38,957円」を越え、正真正銘の史上最高値を付けた。

 

このことは、経済ニュースの枠を超え、各種一般報道でも大きく報じられた。

 

実際のところ、日経平均株価は、時々内容も変われば、算出の調整も入る。そのため、30年以上前の数値と、現在のそれを単純比較して、「超えた越えた」という大騒ぎするようなものではないはずだ。

 

しかし、あの伝説のバブル景気でつけた最高値を越えたとなると、報道での字面的なインパクトは大きい。一つの象徴にはなる。

 

時あたかも、新NISA制度スタート直後。個人にとっての投資環境は各段に良くなったので、この報道に接して、投資を始めようという人も多いのではなかろうか。

 

日経平均終値が夢の大台「4万円台」に乗るのも、時間の問題と言えよう。

 

そして、4万円越えの際には、またもや報道が過熱することが予想される。

 

人は熱狂に弱い。

 

熱狂がブームを呼び、ますます株式市場に個人が算入し、株価を押し上げていくのではなかろうか。

 

 


では、私はそのトレンドに乗っかり、新NISAで株を買ったかというと、今のところ、まったく買っていない。

 

というのも、市場がさらにヒートアップする前に、日銀が一度冷や水を浴びせる可能性が高いと考えるため。

 

冷や水、つまりは「マイナス金利解除」。

 

株式相場の過熱に加え、為替も1ドル150円越えが常態化しつつある。昨今円安のデメリットも目立っているので、ここらで叩いておきたという思惑もあろう。

 

しかも、日本の会計年度末である3月末も近い。つまり、時期的なキリも良い。

 

条件がそろってきたような気がする。

 

学者然とした日銀 植田総裁が、突然

 

時は来た!それだけだ

 

と叫び、マイナス金利解除に踏み切るのではないか。

 

そこで株価に大きく調整が入れば、新NISA口座の封印を解きたい。

 

 


とはいえ、相場格言にある通り「押し目待ちの、押し目無し」。

 

マイナス金利解除でも、期待するほどの大きな調整は入らないかもしれない。

 

でも、一応調整が入れば、その時は、ある程度買うべきだろうな。

 

いつかは大きな調整、あるいはクラッシュが来ることも想定したうえで、買う銘柄と数量を考えたい。

 

その時買う株の条件は、まずは

 

  • 堅実な事業内容
  • 高配当
  • 外市場に地盤を築いている

 

といったところか。

 

クラッシュが来たとしても、慌てず、騒がず、買い増せるような株を選びたいところだ。

 

間違っても、高値追いに、短期的に乗っかって、短期的な利益を狙うのは避けたい。

 

絶望的な高値掴みになってしまう危険があるので。

 

ゆったりマイペースで相場と付き合おう。

 

 

【まったり自転車】近場の定番ルートを簡単に増やす <乗り日:2024年2月17日(土)>

歳を経るにつれて、疲れやすくなる。

 

朝がしんどい、もっと寝ていたい。休日もそんな具合で、早起きがしづらい。そんなことも増えてくる。

 

考えてみれば、そもそも、若いころから朝に強いタイプではなかった。

 

「自転車乗りの朝は早い」とはいうが、自分には当てはまらない。

 

たまのロングライドや、始発輪行行などの場合は、気合を入れて早起きする場合もあるが、普段の週末であれば、そんな早起きは避けたい。

 

ただ、朝が遅いからと言って、そのまま部屋にこもりダラダラ過ごすと、さらに体力は落ちていく。

 

朝が遅かろうが、自転車で走りたい気持ちはある。

 

週末は用事や、自宅での雑用があることも多いので、スタートが遅くても、午前中でサクッと終えることができる、つまり2~3時間程度のライドコースがあれば、なにかと便利だ。

 

そんなことから、フィットネスライド用のマイ定番コースを幾つか設定している。

 

近場をぐるぐる走る短い周回コース、大き目の周回コース、往復コースなど。

 

ただ、そのコースも何度も走っていると飽きてくる。

 

そこで、定番コースを増やしていきたいと最近考え始めた。

 

しかし、フィットネスライドに向いている道路は、意外と少ない。

 

できれば信号が少なく、車も少なく、バスと抜きつ抜かれつにならず、適度にアップダウンがあり、平坦もあり・・そんなコースがあればいいのだが、自分の住む町中では、そんな理想的な道路はほぼ存在しない。

 

周回コースの場合、「比較的マシかな」程度の道路を結ぶ形で設定している。

 

でも、最近フト思った。

 

これまで、ひとたび周回ルートを設定すると、なんとなく、決まりきった一方向でしか走ってこなかった。

 

これはもったいないのではないか。

 

逆方向で走れば、アップダウンの具合も違ってくるだろうし、簡単に定番コースをもう一つ作ることができるではないか(今までそんな単純なことに気づかなかったのか、という気もするが)。

 

そこで、この週末、定番周回ルートの一つを逆方向から回ってみた。

 

通常(ここでは「順周り」と呼ぼう)であれば、須磨の海岸近くから、名谷方向へとダラ坂を登り、そこから環状で垂水方向へと抜けていく垂水妙法寺線に乗り、最後は国道2号で自宅へと戻ってくる周回コース。

 

これを逆方向に回ってみた(同じく「逆回り」と呼ぶ)。

 

すると、目にする風景が順周りとは異なり、まずそのことが新鮮。

 

そして、道路の具合も違った顔を見せる。

 

例えば、これまでの順周りでは何も考えず、スルーッと下っていた緩い坂が、逆回りだと、長々続くユル坂登りになる。

 

全く違った味わいのコースといえる。

 

ただ、良いことばかりでもない。

 

順周りだとスムースに流れていた車の流れが、逆周りだとやたら渋滞している区間があったり、あるいは信号ストップが多い区間もあったりする。

 

でも、そういう特徴が分かっていれば、問題のある区間は一時的に裏道に逃げるなどの対応が可能だ。

 

順周り、逆回り、まったく同じコースでないといけない、なんてことはないわけだし。

 

逆回りコースが完成すれば、周回定番コースが2倍に増えるぞ。

 

近場ライドのテーマが一つ見つかった。

 

交通量はさして違うと思えないが、順周りだとスムースに車は流れていても、逆回りだと長々と渋滞が発生している区間がある。観察していると、たいてい道路の合流が影響していることがわかる。こういうちょっとした発見も面白い。

 

【立ち寄りカレー】クラウンカリー&ケバブ イオン明石店 【大久保】<食べ日:2024年2月16日(金)>

その金曜日、異例だが、職場の臨時休業であった。

 

ま、私にとっては通常の有給休暇となる。

 

ちょうど、平日しかこなせない小さな用事が3つほどあり、それらを片付けることにした。

 

その用事のうち、一つは明石の大久保方面へと出向かないといけない。

 

 

 

さて、まずは近場の用事(須磨税務署に出向き、確定申告に関する相談・確認)を済ませて、山陽電車で明石方面を目指す。

 

江井ケ島で下車、しばし歩き、大久保の町はずれで小さな用事(以前家族がかかった病院の医療費清算をするだけ)を済ませる。

 

この時点で正午を過ぎている。昼飯でも食べるか。

 

そういえば、JR大久保駅付近には、大規模なイオンモールがあったはず。そこに行けば、飲食店があるだろう。そう考え、テクテク歩き、目的の「イオン明石ショッピングセンター」に到着。

 

これまでも明姫幹線をロードバイクで走るとき、いつもそのイオンモールをチラっと横手に眺めて通り過ぎていた。しかし、中に入るのは今回が初めてだ。

 

スーパーと専門店がいくつか程度のモールかと思っていたのだが、店内案内を見て驚いた。3つのビル棟が一直線に連連なる形で、一つの巨大な商業施設となっている。こんなにデカいモールだったのか。

 

さらにモール内の情報を調べると、真中の棟に、レストラン街とフードコートがあるようだ。そちらを目指す。

 

次の用事までの時間を調整しないといけないので、多少長居できるフードコートのほうがいいかな・・そんなことを考えているうちに、真中棟に到着。その1階にフードコートはあった。

 

さて、何を食べようか・・フードコートに居並ぶ店舗を眺めていると、おお、インネパ(インド・ネパール)系のカレー店があるではないか。良きよき。

 

カウンター周りにはセットメニューから単品メニューまで、写真がずらりと貼ってある。

 

注文カウンターの周りには、メニュー写真がならんでいる。そして、定番のセットメニューは、注文しやすいように、各メニューに番号が振ってある。

 

そうなると、筆頭格と思しき、番号「1」のメニューを注文するのが礼儀であろう。

 

そのメニューは、ナンとサラダに、お店の看板商品「バターチキンカレー」、さらに「本日のカレー」が付くセットだ。

 

セットを注文すると、ドリンクが100円で付けれるとのことで、コーラも併せて注文。合計1320円。

 

料理ができ上ったら鳴動するブザーを受取り、飲食スペースでの席を確保する。

 

平日の昼間なのに、意外なほど席が埋まっている。おばちゃん連れがランチがてら、のんびりダベっている姿が多くみられる。時間がのんびり流れている感があり、いいね。

 

そんなことを考えているうちに、突然ブザーが鳴った。カウンターまで料理を取りに行く。

 

そして、受け取ったカレーこちら。

 

でっかいナンの迫力! さらにカレーがふたつも。このゴージャス感がうれしい。

 

まずはバターチキンカレーから。ホワホワのナンを手で引きちぎり、カレーに浸して、口に運ぶ。

 

ほほう、まったり甘口のカレーだ。インネパ系らしいスパイスがまじりあった風味を感じさせつつも、辛味は抑えられ、ごくマイルドな味わい。

 

サッパリ系ドレッシングのサラダでいったんブレイクをとり、次いで、もう一つの「本日のカレー」も試す。

 

見た目はバターチキンカレーと似ているが、どんなカレーか。この出たとこ勝負感が楽しい。

 

こちらもバター入りカレーの味わい。しかし、ソラマメがたくさん入っている。モコモコ・ホクホクした豆の食感がいい。

 

どちらのカレーもおいしく、ナンが一枚では足りないくらいだ。しかし、そこは良いことに、どちらもカレーも甘口だけに、シチューのようにスプーンで直接食べてもイケる。それほど、マイルドな味わいだ。

 

注文の際も、辛さを聞かれることはなかったので、この甘口がお店の個性と言えそうだ。

 

エスニックな雰囲気を残しつつも、大人から子供までおいしく食べられるカレーだ。モールのフードコートにふさわしい。

 

こういう万人向けのインネパカレーも、いいね~。

 

機会があれば、また食べたいと思える味であった。

 

▼「クラウンカリー&ケバブ」をGoogleマップで検索したところ、関西各地の大手モール内に計4店舗出店しているようだ(本記事記載時点)。

【まったり自転車】おそらく神戸一美しい名前の道路を走る ~ 夢野白川線ライド <乗り日:2024年2月11日(日)>

特段の用事がない・・はずであった3連休。

 

その中日にでも、ロードバイクで長めの距離を走ってみようかな、と考えていた。

 

しかし、初日に思わぬ急用が発生。それでドタバタ一日潰れてしまった。トホホ。

 

出鼻をくじかれ、テンションはダダ下がり、二日目のライドは近場で済ませることにした。

 

とはいえ、このところロードに乗るといえば、近所の定番周回コースをぐるぐる走る、運動不足解消ライドばかり。馴染みのない場所を自転車で走ってみたいという気持ちがぬぐえない。そこで、近隣で未走の道を探すことにした。

 

それにしても、ロードに乗り続けて5年余り。自宅付近で未走の道など残っているものか・・と思いつつ、地図を眺めているうちに、気が付いた。

 

未走の道、あるじゃないか。

 

それは神戸電鉄神鉄)長田駅付近から、丘の上のホームセンター「カインズひよどり台店」のちょい北へと伸びる、「夢野白川線」。名前の字ズラが、やたらと美しい道路だ。

 

ずいぶん昔(ロードに乗り始めて間もない頃)、カインズを訪れた際、ついでに夢野白川線を走ろうと試みたことがある。しかし果たせなかった。

 

その時は、カインズの丘から夢野白川線に向かったものの、入口からの流れが複雑で、どこを間違えたものか、自転車進入禁止の道路に入り込んでしまった。

 

幸い、少し進んだところで、道路整備のスタッフの方に呼び止められ、わざわざ軽トラで自転車ごと道路の入り口まで送ってもらい大事には至らなかった。苦い思い出だ。

 

その経験から、夢野白川線は一歩間違うと危ない・・という思いが残り、今に至るまで自転車で走ったことはない。

 

ただ、車では走ったことはある。途中、眺望抜群の陸橋があることも知っている。

 

あの橋を自転車で走ろう、そう思い立った。


とはいえ、以前と同じ失敗は許されない。そこで、事前にGoogleストリートビューで下調べを行った。

 

そして、以前とは逆方向、つまり神鉄長田から、カインズの丘へと登る方向で走れば、ルート間違いは起こらないと確信できた。

 

そうと決まれば、後は走るのみ。3連休二日目の朝、ロードを持ち出し、いざ出発。

 

神鉄長田駅まで走り、その先にあるT字型交差点から北に折れる。ここからが、夢野白川線だ。

 

神鉄長田駅から少し東に進んだあたりのT字路から夢野白川線に入る。

 

カインズの丘へと伸びる道なので、当然登りだ。慣れない道なのでゆっくり進む。

 

すると、ほどなくトンネルが現れた。

 

トンネルを前にすると、少し緊張する。

 

事前のストリートビュー調査では、自転車で走れそうに思えたが、実際どうだろうか。おずおず進む。

 

結構長いトンネルだが、歩道はなし。路肩のコンクリと、その横に路側帯が続くのみ。ただ、その路側帯はそこそこの幅があるので、自転車で走るにさほど問題はなさそう。そのまま進む。

 

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当初路側帯部分を走っていたが、大型車が通ると、車体との距離が近く、少々怖さを感じる。そこで路側帯からさらに横のコンクリゾーンを徐行することにした。

 

コンクリゾーンでは一定間隔でグレーチングが現れ、そのたびにわずかな段差がありカックンとくる。ハンドルを取られないよう、慎重に進む。

 

そして、ようやくトンネルをクリアしたと思ったら、出口で路側帯がいきなり狭まり、さらに路側帯の内部にガードポールが建ち並ぶ。狭い路側帯内に、なんでポールを設置するかなあ・・。

 

ゆっくり走っていたからいいものの、トンネルから出るなりポールに出くわすと危ないじゃないか。

 

さて、さらに車輪を進めると、件の陸橋が見えてきた。入口付近に「丸山大橋 175m」の表示あり。

 

へ~、あの絶景の陸橋は、丸山大橋という名前なのか。初めて知った。

 

橋に歩道はなく、路側帯があるのみ。そのまま路側帯内を直進。高さ十分な転落防止柵があるので、自転車でも安心して走れる。

 


路側帯は自転車1台分の幅といったところ。本当はゆっくり橋上からの景色を楽しみたいところだが、停止して路肩をふさぐわけにもいかない。横目でチラチラ眺望を眺めつつ、橋を渡り切る。

 

橋を渡り切ったあと、路側帯が少し膨らんだ部分に停止して撮影。橋の上と違って木々が景色を遮るのが残念。

 

カインズの丘が近づくにつれて、道路は太く整備されたものになっていく。

 

上流では道路が複雑に折り重なっているのがわかる(以前はそこで間違えて、自転車進入禁止路に入ってしまったわけだ)。

 

そして、今回走る未送ルートのゴールが見えた。もうすこし進めば、いつもカインズに行く際に登る「ひよ台坂」と交差する。

 

前方の表示板のところで、夢野白川線はひよ台坂と交差する。

 

ひよ台坂に出たところで、数年越しの夢野白川線リベンジライド、完結。

 

なお、夢野白川線はひよ台坂から、白川峠方面へと伸びているが、そちらは既に走ったことがある。カインズで買い物をしたいこともあり、今回の未送路調査はこれで一区切り。

 

ただ、走った距離が短いので、物足りない感がある。

 

そこで、一旦カインズを通り過ぎて、ひよ台坂を下る。途中、丸山の市街地へと折れて、そのあたりの馴染みのない市街を適当に走ったのちに、夢野白川線の途中に出て、先ほどこなした道を再送した。

 

丸山の市街から、先ほど渡った丸山大橋を見上げて撮影。やっぱり高いね~!

 

ふたたび「ゴール」に戻ってきた後、今度はカインズに立ち寄り、フードコートで一休み。買い物して、帰ってきた

 

普段のカインズ買い物ライドとは一味違ったコースを走れて、満足。

 

【立ち寄りカレー】【西宮】Curry house エール【甲子園】<食べ日:2024年2月3日(土)>

その日は用事があり、午前中に武庫之荘を訪れた。

 

用事はさっさと済ませたが、午後からは別の用事のため、取って返して明石方面へと向かわねばならない。

 

ただし、2時間ほど時間的余裕があるので、その間シェア自転車でミニポタリングすることにした。

 

武庫之荘のハローサイクリングステーションでシェア自転車ゲット。持参した折りたたみヘルメットを着用して、出発。

 

向かうは西宮方面。幾つか気になるカレー店があるので、そのうちのどれかに寄って昼飯を食べよう。

 

武庫川の橋を渡り、西宮市に入る。そして、頭の中の大まかな地図をたよりに、気ままに車輪を転がす。

 

ただ、その脳内地図がポンコツだったようで、すぐにどこを走っているのかわからなくなる。

 

とりあえず南下していくと、幹線道ではないものの、沿道にお店が立ち並ぶ道路に行き当たった。

 

スマホで現在位置を確認すると、阪神甲子園駅の北側にいるようだ。

 

そして、今いる道路は「旧国道」と表示されている。

 

ほほう、国道2号の旧ルートということかな? なるほど、お店が多いはずだ。

 

阪神甲子園の中心街といえば、駅の南に位置する甲子園球場まわりの大型商業施設を思い浮かべる。

 

しかし、駅の北側にも、旧国道に、古くからの沿道商店街があったんだね。初めて知った。

 

そして、西宮の気になるカレー店のうちの一つが、その沿道商店街の中にある。よし、今日の昼飯はそこで食べよう。

 

自歩道をゆるゆる徐行していくと、そのお店は見つかった。

 

青いドアが、なんともシンボリック。こじんまりしつつも、おしゃれな雰囲気のお店じゃないか。

 

ドアのガラスには「BAR」のネオンサインも見えるので、夜はバー営業もしているのかな?

 

店内に入ると、ゆるやかなムード音楽が流れている。

 

奥に長い空間。入口付近にテーブル席、そして奥にカウンター。

 

時刻は正午前だというのに、そこそこ席は埋まっている。地元の人気店なのだろう。

 

カウンター席に座り、バーテンダーな雰囲気をまとったマスターに、ビーフカレーを注文。

 

正午が近づくにつれて客が増える。この客数、マスター一人で捌いているのだろうか・・と思って様子を眺めていると、正午ごろにヘルプ的なスタッフが登場。配膳スピードがアップし、店内はにわかに活気づく。

 

そして、私のビーフカレーも到着。

 

おお~!カレーはソースポット入りだよ!

 

ソースポットとともに、アーモンド形に盛られたご飯が、真っ白なお皿に乗って出てきた。

 

ソースポットで出てきたカレーは、うまい。間違いない。一瞬しか使わない食器にわざわざ盛るということは「本格派の自信作だよ」と言うに等しいもんね。

 

カレーをお皿の上に一気投下。ビーフもコロッコロ入っているよ~。ふふふ。

 

ルーの照りツヤ具合から、絶対うまいのがわかる。

 

さて、まずはごはんとルーのみで一口。

 

う~ん、これぞ欧風カレーの王道。

 

辛味はそれほど強くなく、まったりしたうま味で勝負。

 

ホテルのレストランで出てくるようなカレーだ。

 

なにより、ルーが濃い。

 

「濃厚」「ガッツリ」といった雰囲気ではなく、あくまで上品、たおやかに濃い。

 

こいつはレベルの高い一皿だな~。

 

ビーフも柔らか。噛み応えを程よく残しつつも、カレーに一体化して溶けゆく。

 

満足度の高い逸品であった。

 

迷いつつも、このお店にたどり着けて、結果オーライ。よかよか。

 

【立ち寄りカレー】【大阪】カフェ三番館 江坂公園店 <食べ日:2024年1月30日(火)>

すぐ近くに存在し、何度も前を通るが、なんとなく縁のないお店というものが存在する。

 

今回訪れた「カフェ三番館 江坂公園店」も、そんなお店の一つ。

 

職場の事務所から近く、それゆえお店の前を通り過ぎることは、これまで何度もあった。

 

ランチメニューとしてカレーがあることも、店外に置かれたメニュー看板を見て、知っていた。

 

ただし「行こうと思えば、いつでも行ける」という気持ちが先に立ち、お店の中にはいることは、ついぞなかった。

 

そもそも、出社時の昼休みは、「もう一つの仕事」である株価のチェックと注文実行の貴重な機会。外出することもなく、あらかじめ用意のパン2個をかじりつつスマホを眺めるのが通例だ。

 

「行こうと思えば、いつでも行ける」、つまりは「行かない」という状況が続いていた。

 

しかし、その日はたまたま仕事の都合で、昼休み前後に少し外出する用事があった。それゆえ、昼飯用のパンも持ってきていない。

 

時は来た!それだけだ。

 

あのお店行ってみるか、と思い立った。

 

コーヒーやワッフルが推しのようだが、店外の立て看板には、カレーの姿もしっかりと確認できる。


13時過ぎにお店に入る。

 

近代的なチェーン店カフェの外観から、スタバ等にならったセルフ方式のお店かと思っていたが、実際には通常の喫茶店方式であった。

 

店内のテーブルは、8~9割かた埋まっていた。駅近、さらに江坂のランドマーク的な公園に隣接しており、人気あるお店のようだ。

 

案内された席に付き、カレーのランチセットを注文する。

 

メニューの説明によれば、カレーに、コーヒー、サラダ、さらにはなぜかみそ汁も付くようだ。

 

そして、待っている間に、スマホでこのお店「カフェ 三番館」について調べる。

 

公式サイトによれば、大阪府下に10店舗あまりを展開する、ローカルチェーン店とのこと(別ブランド店舗含む)。

 

「サイフォン式珈琲」がお店の看板商品という。コーヒーが含まれるセットを注文して正解であったな・・そんなことを考えつつ、待つことしばし。カレーセットが手元に到着した。

 

カレー+みそ汁という組み合わせが、牛丼チェーンのカレーメニューを想起させないでもない。ともあれ、この内容で1100円はお得感があるね。

 

さて、まずはカレーから。

 

具はほとんど見当たらず、ほぼプレーンカレーだ。

 

とろみ強めで、ポテッとした食感のルーはごはんによく絡む。

 

甘口カレーというほどではないが、辛さは控え目。

 

誰もが好きな、日本の喫茶店の軽食カレー。

 

後味として、ほんのりスパイシーな風味が漂う。

 

平日、仕事の合間に食べるランチとしては、個性派よりも、こういう定番フォーマットのカレーのほうが心安らぐように思う。

 

合間に食べるサラダはレタス・リーフ主体。胡麻ドレッシングの甘味が、カレーによく合う。

 

ただ、みそ汁は、どのタイミングで食べればよいのだろう。戸惑う。

 

結局、カレーの合間にサラダをはさみ、みそ汁は最後に平らげた。カレーにマッチするかどうかはともかく、具がたくさん入った、本格的でおいしいみそ汁であった。

 

〆のコーヒーは当然のように、本格的にうまい。鼻に抜ける香りが香ばしい。

 

普段の出社時は、パン2個で昼飯を済ます私にとって、いつにない豪華なカレーランチであった。

 

【立ち寄りカレー】【尼崎】カレー屋 ~tohga~【杭瀬】<食べ日:2024年1月27日(土)>

前回記事、『シェア自転車で神崎川下流の中州巡り ~ 佃・中島 「8の字」ライド』の後のこと。

 

予定のコースを走り終え、中州エリアを離れて阪神杭瀬駅付近のハローサイクリングステーションにシェア自転車を返却。

 

時刻は既に13時過ぎ。電動アシストとはいえ、3時間ほども自転車をこぎ続けたので、さすがにハラヘッタ。

 

今回のポタライドをカレーで締めくくるべく、付近のカレー店をスマホで検索。

 

すると、駅から北に徒歩5分程度離れた場所に、カレー専門店発見。

 

昭和の風情漂う商店街を歩き、カレーを目指す。

 

目抜き通りから少し奥へと折れたところに、そのお店「カレー屋 ~tohga~」を発見した。

 

カレーと大書きされたノボリが元気に翻っている。これは美味しいカレーが食べられるに違いない。

 

周囲の雰囲気とは一線を画す、えらくあか抜けたデザインのファサード

 

お店の中は大きな扉に遮られ、伺い知ることができない。

 

あか抜けないおっさんの私は、やや気後れする。

 

しかし、躊躇しているようでは、カレーにありつけない。思い定めて扉に向かう。

 

引き戸を開けて中に入ると、カウンターがL字型のレイアウトで、店の奥へと伸びている。

 

Lの字の、短い方の端っこの席に座り、メニューを見る。

 

カレーだけでも何種類もあり、さらには洋食系メニューもあるようだ。どれにしようかな・・

 

迷っていると、テイクアウトの客が入ってきて、マスターとひとしきりしゃべって、カレーを手にお店を去っていった。その会話の内容からするに、ハンバーグ系が得意なお店のようだ。

 

そこでハンバーグカレーを注文。


待っている間にも、別の客が入ってきて、マスターと会話する。どうやら近隣の常連さんに愛されるお店のようだ。

 

その会話を聞くともなしに聞いていると、何かの音楽イベント出演に関してい話している。どうやらマスターはミュージシャンのようだ。

 

そういえば、自分の腰掛けているカウンター横の壁にも、アコースティックギターがかけられている。

 

なるほど、店構えのデザインへのこだわりも、アートなセンスによるものなのだろう。

 

そんなことを考えているうちに、カップスープが出てきた。

 

魚介系だしを強く感じる、和洋折衷な味わいのわかめスープだ。

 

次いで、ハンバーグカレーの登場。

 

メニューの説明によると、ハンバーグは「マクドハンバーガーと同グラム」のボリュームとのこと。

 

見た目、ポップで明るい色合いのカレーだ。

 

ルーの中には、ひき肉が入っていることが見て取れる。

 

まずはルーとごはんのみで一口。

 

ほほう、やさしい味わいで、それでいてひき肉独特の力強い噛み応えがある。

 

キーマカレーほど肉々しいわけではない。細かな野菜も見え隠れして、スパゲティのミートソースに近い感じの舌触りだ。

 

そして、いよいよハンバーグに取り掛かる。

 

いかにも手捏ねで、イイ感じに焦げ目がついている。

 

しっかりとひき肉の味わい、ジューシーさーを感じさせる味わいが、ミートソース風のルーによく合う。

 

ボリュームのあるハンバーグと、ほどよいスパイス加減で、スプーンがすすむ。

 

口当たりの良い「万人向けの個性派」。

 

印象に残る、おいしいカレーで、ライドをしめくくれて満足。