ロードバイクで、坂を下る。
減速、減速・・
青信号の交差点に差し掛かり、そのまま左折する。
イン側のペダルを上にあげつつ、体を左に傾け、一応リーンウィズのつもり。
すると、おかしな振動がホイールから体に伝わってきた。
タイヤが、ズッ・・ズリッと横滑りする感覚。
道路をタイヤがしっかり掴んでいない。
そして同時に、リムが直接アスファルトに擦れるような手ごたえ。
とっさに左足を一瞬、地面に軽くついて支え、その場をしのぎ、曲がり切った。
しばらく走り、折を見て一旦停止。歩道に上がる。
そしてタイヤをチェック。
すると、やはりパンクである。
前輪が幾分かフニュフニュしている。これでは地面をグリップできない。
スローパンク初期段階、といった感じだ。
幸い自宅までほど近い場所だったので、そのまま自転車をゆるゆる漕いで帰った。
さて、自宅に戻ってからパンク修理。
前輪ということは、昨年の10月、100円ショップのパッチで修復した箇所がダメになったのだろうか・・?
▼100均パッチ補修記事
あれ以降、総計すればそれなりの距離を走っているはずだ。
思えば、11月の明石~舞鶴間のロングライドも、前輪の100均パッチとともに走った。
そろそろパッチも寿命なのかもしれないな・・と想像しつつ、タイヤを外して状態をチェック。
すると、意外にも100均パッチは全く問題なく、元気にチューブにへばりついていた。
意外なほど丈夫な100均パッチ。
結局、今回のパンクの原因は別の個所。なにか尖ったものをふみぬいていたことがタイヤの貫通傷から判明。
そして、今回も、残存していた100均パッチを使ってチューブ補修。
元々ママチャリ等を想定したパッチなのだろう、ロードのタイヤには少々大きい。
ゴム糊をたっぷり使って、べったり貼り付ける。
ついでに、タイヤの微細な貫通傷にもゴム糊を流し込んでふさぐ(どの程度補修力があるのかは不明だが、効果ゼロではなかろう)。
さて、これで前輪のタイヤには100均パッチが二つもくっついている形となった。
「ロードバイクのタイヤは一度パンクしたら交換したほうが無難」という専門家の声もあるようだが、ゆる乗り者にはこれで十分。
現に、昨日もこの状態で50キロ余り走ってきた。特に問題はない。
補修タイヤを使っていることを常に心に留めて、安全運転。
それでなくても、タイヤなんてどこでパンクするか知れたものじゃない。
特に下り坂では減速に気を付けて走るようにしよう(今回もスピードを落としておいてよかった)。
まあ、重力に任せて坂を下るような度胸は、元々ないんだけどね。