飛び石のゴールデンウィーク。中盤の3連休に自転車に乗ることにした。
その初日、ロードバイクに乗り、西神戸を通り抜け、神戸電鉄(粟生線)沿線へ。
三木市に入り、緑ヶ丘の町に到着。
そこは神戸市と三木市にまたがり広がる住宅街。私が子供の頃を過ごした、いわば故郷の町。たまに来たくなる。
ただし、このたびは別の目的もある。
以前、今回同様に自転車で来訪した際、町中でカレー店を見つけ、それ以降気になっていた。
その時はタイミングが合わず通り過ぎてしまったが、ようやく今回そのお店を訪ねることができる。
緑ヶ丘の町を貫くメインストリートから、すこし外れたあたりにそのお店「SWAAD」はある。
ランチにはチョイ早めの11時半頃に到着。
お店は坂の途中にあるので、駐車場に斜度があり、ロードはやや停めにくい。片隅になんとか停められるスペースを見つけて駐輪。
入口階段を登ってドアを開けると、店内もグッと落ち着いた雰囲気。そして思ったよりも広い。
4人掛けのテーブル席多数。そのうちの一つに案内される。
いくつかあるランチセットの中から、本日のカレー(エッグキーマカレー)とナンの組合せをチョイス。
辛さは普通(中辛)で。
注文後、カレーの到着を待ちつつ周囲を見渡すと、正午前の時間帯なのに、テーブルはかなり埋まっている。
なかなかの人気ぶりだ。これは期待できるのではなかろうか?
そんなことを考えているうちに、まずセットに含まれるサラダが到着。橙色のドレッシングがイイ感じ。
しばし後に、お待ちかね、カレーとナンがやってきた。
でっかいナンは、ふんわり感と油の乗り具合を一目見て「うまそう」と感じた。
そのナンをちぎり、カレーにつけて一口。
ほむっ!?
甘い。
もちろんカレーなので、当然スパイス要素はあるが、甘味が前面に出ている感じ。
後から辛さが迫ってくる風でもない。
しかし、こいつがうまいのだ!
ふんわり甘味を感じるナンに、とてもよく合う。
テーブル上には辛味スパイスもあるが、手にすることなし。ここは、このウマい甘さを取りたい。
玉子は、まるでおでんのように、しっかり固ゆで。食べるうちに黄身がホロホロ崩れて、ほんのり味変に寄与。
でっかいナンで、たっぷり食べられるのが幸せ。夢中でパクパク食べてしまう。
食べ終わるころに、チャイが到着。
次いで、「サービス」だというマンゴープリン。う~む、完璧な流れだ。
これだけ食べて、1000円未満。クオリティとボリュームを考えると安すぎる。
食べ終わるころには、正午を過ぎていたのだろう。次々と客がやってくる。
そのたびに、店員さんは「予約されてますか?」と聞いている。
これは完全に、地元で知られた人気店だな。
早めに来たのは正解だった。
満足感とラッキー感につつまれつつ、お店を後にした。