まったり巡行

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【立ち寄りカレー】うどん おかず 一楽 【住道】<食べ日:2023年4月28日(金)>

ゴールデンウィーク前日。

 

仕事のため、朝もはよから、神戸から東大阪市の住道へと電車で直行。

 

この日、午前中は会社の商品を保管している当地の倉庫にて作業。

 

朝の出がけは寒かったのに、日が高くなるにつれて、急激に気温上昇。倉庫の屋外でひと仕事終えた正午過ぎには、暑さでへばり気味。

 

そして、午後は吹田市江坂にて、屋外での商品撮影予定が入っている。

 

大型連休直前の、あわただしく、しんどい一日。

 

取り急ぎ最寄り駅に向かわねばならないが、その前に昼飯でエネルギーをチャージだ。

 

倉庫近くの大通りにはガストと丸亀製麺が居並ぶ。たまに当地に足を運んだ際は、いつもそのどちらかで昼飯を食べてきた。

 

この日も同じく両チェーン店へと足を運ぶ。「さぁて、どっちで食べようかな・・」と思案した時に、フト、道路の向かいに食堂があることに気づいた。

 

派手ハデしいチェーン店に比べて、ごく地味ないでたち。年季が入ったヴィジュアルは風景に溶け込みすぎて、これまで存在に気づかなかった。

 

これまでも目にしているはずだが、店名よりもあきらかに目立つ「たばこ」の文字のみが、うっすら記憶の風景に残っているのみであった。

 

食堂なら、カレーあるかな?

 

そう考えて通りを渡る。そして、出入り口の網戸をガラガラとあけ、入店。

 

内部は二つの部屋が連結されたような造り。4人掛けのテーブルが主体だが、一人客用に壁付け席も3席だけ設けられている。

 

アクリル板で仕切られた3席の真中に腰掛ける。そして壁に貼られたメニューを見やる。

 

一品づつ紙に書かれて、壁に画鋲どめされたメニュー。なつかしい昭和な雰囲気。

 

パッと見、カレー丼が目に入った。こいつにしよう。

 

「カレーどんを」と注文すると、「カレーどんぶりね~」と返される。

 

「カレーどん」「カレーどんぶり」。読み方として、どちらがメジャーなのだろう・・そんなことを考えつつ、待つことしばし。

 

カレーどん(ぶり)のおでまし。

 

まったり黄色い、お蕎麦屋さん系カレー。つき立った赤いレンゲに緑の漬物。シンプルだが、意外とカラフル。

 

白くて細いものが表面でくねくね。一瞬、カレーうどんが間違えて届いたのかと思ったが、よくよく見るとそれは大量の玉ねぎであった。

 

さらに細ネギも入ってる。ネギ系は好きなので、このダブルコンボはうれしい。

 

食べてみると、その見た目通り、まさにカレーうどん系の味わい。

 

まっ黄色い見た目からこってりテイスト思いきや、味は思いのほか、あっさり。

 

味の強さやスパイシーさではなく、ほんのりとしたカレーの風味、そしてだしの香り。

 

つゆのしみこんだゆるいご飯をレンゲでかきこむ。

 

ネギの系のシャクシャクに、ビロビロ豚コマの味わい。

 

ほっこりと安心する味。

 

カレー専門店のスペシャル感のある「和風カレー」とかではなく、普段メシとしての「和食カレー」というべき存在。

 

「カレーライス」や「カレーうどん」に比べれば少々マイナー感のある「カレー丼」だが、これはこれで、日本に根付いたカレーの一形態だな~。

 

普段あまり食べないタイプのカレーであったので、なんだか新鮮な感じがした。