JR須磨駅付近から、板宿~高速長田方面を経由し東へと延びる道路「西国街道」。
そのまま進めば、自転車レーンのある大開通りへとつながっていくため、幾度となく自転車で通過したことがある。
そして、通過するたびに、気になっていたお店がある。名前を「釜出しうどん こと平」という。
名前から讃岐系と想像がつくが、いわゆるセルフのうどん店ではない。値段もセルフ系よりはワンランク高いはずだ。
だから避けていた・・というわけでもないのだが、なんとなく未訪問であった。
しかしこの日、付近を徒歩で通りがかったので、これを機会に寄ってみることにした。
ちなみに、板宿とその周辺は実力派うどん店の激戦区。
この地で長らく営業を続けているということは、味は期待できそうだ・・・そんなことを考えつつ歩き、お店が見えてきた。
ほほう、「肉祭り」と書かれたノボリが立っているぞ。
入口付近に掲示された「肉祭り」対象メニューを見ると、「肉カレーうどん」があるではないか。これにしよう。
店内は6人掛けのテーブル席が3つ、奥には座敷席もあるようだ。
カウンター席はないのかな。まあ、開店直後だったので、空いているテーブル席を一人で独占。
注文の際に「LINEで友達登録するとトッピングが1点サービス」と言われて、とりあえず登録。温泉たまごのトッピングをゲット。
最初に、牛肉にしぐれ煮(佃煮)が小皿とともに届いた。へ~、これサービスなのか。
外観からの予想通り、値段は少々高めであるが、その価値はあるな~。
しばらく待ったところで、肉カレーうどんが到着。
どんぶりのデカさが、まず目を引く。
まずは、たっぷりとカレーつゆにからめたうどんを一口。
噛んだ刹那、うどんのコシの力強さにおどろく。この歯ごたえ、のど越し。出色だ。
そして、ダシが効いたつゆは、甘口。しぐれ煮や牛丼等の味付けなどに通ずる甘辛味がベース。濃厚でうまい。
そこにピリッと薬味のアクセントをもたらすのが、しっかり角が立った、シャキシャキの細切りネギ。
もちろん「肉カレーうどん」を名乗るだけあって、肉のボリュームもたっぷり。
値段を見たときには「やや高いかな?」と思ったが、そのぶん全体的にクオリティが高い。
半ばまでウマウマと食べ進んだところで、七味唐辛子をひと回し振りかけて味変敢行。スパイシーさが加わり、いい感じだ。
残りわずかとなった頃合に、とどめとばかり、サービスのしぐれ煮もつゆの中に投入。味変第二フェーズに移行。
元々が甘口なだけあり、しぐれ煮との味の相性も良く、歯ごたえも加わり、これはこれで旨い。
最後はつゆまで残さず完食。
税込千円ちょい。うどんとしては高級な部類になるだろうが、十分値段なりのことはあった。
それにしても、あのうどんのコシを思えば、冷(ひや)のぶっかけとかもゼッタイ旨いに違いない。
もうちょい気温が夏らしくなったら、冷のうどんを食べに、また来よう。
LINE友達だしねw