その土曜日。
朝起きると、寝室の窓に結露が全くついていない。
「稀に見る暖冬」と言われつつも、3月に入ってもぐずぐずと気温上昇を拒否した今年の冬が、ようやく過ぎ去ったようだ。
さて、花粉が飛び始めた3月初頭よりアレルギーが発症し、週末は自宅に閉じこもっていた私。今年の症状はひどかったが、かかりつけ医の処方薬のおかげもあり、ここのところマシにはなってきた。
気候も良く、体調も最悪期を抜けたとなると、体を動かしたくもなってくる。
そこで、久々にロードバイクに乗ることにした。
もちろん、できる限りの花粉対策は必要。しっかりとマスクをつけて走ろう。
なにせ、ここ数日は花粉に加えて、黄砂も大陸から日本に押し寄せてきているらしい(これまたアレルギー要因)。マスクでどの程度防げるかよくわからんか、無いよりは数段良かろう。
ちなみに、目の保護については、手持ちのロード用アイウェア(度付きのスポーツサングラス)が、いわゆる「花粉カット眼鏡」的な形状なので、問題なし。
▼ そのアイウェアについて詳しくレビューした過去記事がこちら
3週間ほどブランクが生じているので、体力も落ちているはず。そこで、ブランク明けの定番コース、「大蔵海岸公園までの往復」を走ってみることにした。
かつて古傷の膝に痛みが生じたり、母親がみまかるまでの期間であったり、自転車に乗れない期間が生じた時も、復活第一走は、この大蔵海岸公園であった。
往復でわずか30㎞ほど、ほぼ平坦。これなら、体力が落ちていようとも、ガッツリとマスクをしていようとも、バテる心配はない。
目的地がきまったところで、さっそくロードを持ち出す。
しばらく走っていないせいで、公道走行の感覚が鈍っているのが自分でもわかる。気を付けて走ろう。安全第一。
それにしても、気温が想像以上に高い。
春秋用ジャージに、携帯用の薄いウインドブレーカーを重ねてきたが、ちょっと暑いくらいだ。
そして無事に、折り返し地点の大蔵海岸公園に到着。
晴れた空に、明石海峡大橋と、淡路島。
花粉と黄砂が飛びかっているせいか、蒼天はやや煙って見えた。
大蔵海岸公園に隣接する大型ディスカウントスーパー「ラ・ムー」で多少の買い物。
ライド用の小さなバックパックに買ったものを詰め込んで、復路についた。
このころにはさらに気温も上がり、復路出発時にウインドブレーカーは脱いだ。
冬も終わったようだし、アレルギーの再発に気を付けて、これから徐々に自転車用体力を戻していこう。