武庫之荘での用事ついでに、輪行で持って行った折りたたみ自転車で町ポタ。
阪急武庫之荘駅から北上。
県道42号(尼宝線)と、国道171号(西国街道)が交わるあたり。
その方面に、Googleマップで見つけ、前から気になっていたカレー店がある。
とかく駅からは遠い。そんなロケーションにおいて営業を続けているお店だ。
つまりは、そのカレーが旨いにちがいない。
行くべし。味わうべし。
9月に入っても、日中の日差しは真夏そのもの。強烈な太陽光線を浴びながら、ペダルを踏み踏み、目的のエリアに到着。
付近は広い駐車場を備えた、おなじみのチェーン店などが幹線道沿いに立ち並ぶ。典型的なロードサイド街。
そんな中にポツンとたたずむ目的のお店「エフのカレー」はすぐに見つかった。
ドアを開けて中に入ると、板張りの壁、ウッディな雰囲気で統一された店内のインテリアにちょっと圧倒された。
カウンターには洋酒の瓶がずらりと並ぶ。片隅にはギターが立てかけてある。アメリカン・カントリーというか、ウエスタン風というか。店内には独自の世界観が息づいている。
卓上の写真付きメニューを見ると、店名そのままの「エフのカレー」というのが目を引いた。野菜カレーのようだ。
看板メニューと思しき、そのエフのカレーを注文。セットでアイスコーヒーも付けた。
待つことしばし。まず小皿のサラダが出てきた。
しかし、メニュー全体の写真を撮りたいので、カレー本体が出てくるまで手を付けずにガマン。
そして、おまちかねのカレーがやってきた。
上に乗っかった野菜の素揚げが鮮やか。
野菜は、オクラに、かぼちゃに、ナスに、じゃがいも。野菜は好きなので、テンションが上がる。
なお、フライドオニオンのフレークも別皿で供されたので、カレーとサラダにたっぷり振りかける。
そして、まずはごはんとカレーのみで味わう。
うん、好みの欧風カレーだ。まったりとした甘みとうま味が内包されている。
しかし、甘口というわけではない。
万人向けのカレーなイメージではあるが、そこから一枚辛味が勝る感じ。
それが甘味・うまみをいっそう引き立てて、いい塩梅。
そして、このルーは、野菜に合う。
ホクホク感のあるカボチャ、みずみずしさを内包するナスとオクラ、噛み応えをすこし残したじゃがいも。味わいバラエティ。
さらには、ルーにはビーフも隠れており、良く煮込まれトロトロ。下ごしらえも施しているのか、カレーとは違う香味も感じさせる。
ついついスプーンがすすみ、名残惜しい気分で平らげた。とてもおいしいので、もっと食べたかった。
後で気づいたが、金額ちょいプラスで大盛もできるそうな。大盛にすべきだったな~。
そして、食後のコーヒー。お茶菓子としてクッキーも付いてきた。
暑い中、自転車をこいで訪れたかいのあるカレーであった。