投資ファンにとって、仮想通貨は気になる存在。
「買いそびれた~」とお嘆きの向きも多いのでは?
実際、私もその一人だ。
私はどちらかというと、気になる「新しいモノ」が世に出てきた場合、調べてみたり、可能であれば買ってみたりすることが多い。しかし、ビットコインは買いそびれてしまった。
何といってもマウントゴックスの破たん事件が大きかったね。
あれで、仮想通貨=怪しいものというイメージを持ってしまった。
また、株価がおおむね上昇している時期でもあり「あんなウサンクサイものを買うのであれば、株を買った方がずっと良い」という考えもあった。
(同様の思考パターンをたどった投資ファンも多いのではなかろうか。)
しかし、ご存知の通り、ビットコインはその後とてつもない上昇を記録。
ああ、あの時に少しも買っていれば。ゼイタクは言わない、せめて10万円でも買っておけば今頃は・・
いや20万買っておけば、いやいや100万だったら・・
いやはや、ご都合妄想、後の祭り。
そこで、今更ながらだが、年末にイーサリアムという2番手仮想通貨(ビットコインに次ぐシェアを持つ)を買ってみた。
取引にあたって、BitFlyer(ビットフライヤー)という仮想通貨交換機関で口座開設。
同様の業者はいくつかあるが、3大メガバンクの子会社や、第一生命、SBI、リクルートなどが出資しており、なんとなく信頼できそうという理由でチョイス。
ネットから申し込むと、手続きはほとんど済んでしまった。すぐに取引画面に入れる。
簡単過ぎないか、これ?
※後日、登録の住所に書留ではがきが届き、捺印受取して本人確認完了。→ 手続き全完了となる。審査ユルユルの楽天カードかいな。
▼ こんなはがきがピラッと届くよ。
ネット申し込みと同時に、今ではほとんど使っていない銀行口座を連携登録。その銀行口座に1万円弱残っていたので、それを入金して適当にイーサリアムを購入。
0.1ETH(イーサリアム)= JPY(日本円)にして8500円ほどであったか。
その後、ほとんどBitFlyerのことを忘れていたのだが、本稿執筆時点で確認したところ、購入した0.1ETHは17000円になっている。倍増だ。
ああ、せめて10万円でも買っておけば。いや20万買っておけば、いやいや100万だったら・・
After the Festival
それにしても、イーサリアムってどこで使えるんだ?
使うことを意図しない通貨購入か。ほとんどFXだね。
ただ、FXだと金利差(スワップポイント)狙いとか、低レバレッジ外貨預金替わりとか、外貨受取とか、いくつか投機以外の使い方がある。しかし、仮想通貨には、ほとんどそれがない。
しかもスプレッドがFXとは比べ物にならないほどに大きいので、暴騰狙いに限られる。
FX以上にギャンブル性が高いな。
そもそも、利用できるお店がほとんどない仮想通貨が、ゆくゆく世の中で広く利用されるとは思えない。
海外金融機関トップが「ビットコインは詐欺だ」、著名投資家のウォーレン・バフェットが「おそらく悪い結果に終わる」というように、最終的には投機界のあだ花としてバブルははじけるだろう。
最後の暴落時に売りで入ることができれば、儲かるだろうか。
実際、BitFlyerにはFX的に売り買いできるBitFlyer Lightning(ビットフライヤー ライトニング)という機能もある。
しかし、仮に暴落時に売りで入れたとして、儲けた仮想通貨を最終的にマトモに換金できるのかどうかという問題が残る。
取引所をはじめとする機関が、その時もマトモに動いてくれるだろうか。決済時のスプレッドをとてつもなく広げられたり、機関そのものがつぶれてしまったり・・いや~、ありそうだわw
実際にほとんど使うことができない、しかも硬貨や紙幣ですらない、電子データ。暴落して価値がなくなったら・・だれが日本円や米ドル等と交換してくれるというんだ。
今から仮想通貨に手を出すのであれば、笑って捨てれる金額ではいるべきだろう。
(おまけ)
仮想通貨に興味をお持ちなら、この本も読んでみては?
昨年読んで、とてもよかったので一応ご紹介しておきますね。ビットコイン関連の書籍では、信頼の一冊として個人的に大推奨。
本ブログとは別の、書評(?)ブログでも取り上げてます。
▼ こちら