痛 ッ ッ ツーーー!!
ああ、またやっちまった。
先週末、出がけにロードバイクを押し歩きしている際、ペダルに脚がカッツン!と当たってしまった。
うう・・当たりどころが悪く、ペダルのギザギザが皮膚に直撃。
これは、血が出てるんじゃないか・・
そう思ってロングパンツの裾をめくってみると、左ふくらはぎの内側、2cmにわたり表皮がパックリと割れて中の肉が見えている。
そこからソックスに向かって血がタラ~~
ああ、いやだいやだ。
これまでにも同様の「ペダル傷」は何度か負っている。
しかし、今回はライドの出がけに傷を負ってしまった。出鼻をくじかれ、ゲンナリ。
放っておくわけにもいかないので、いったん部屋に戻り、傷口にドルマイシン軟膏(市販の抗生物質入り軟膏)を塗り、その上からテーピングをベタベタ。
応急処置完了、気を取り直してライドへ出発。
▼ 気軽に買える外用抗生物質「ドルマイシン軟膏」。手元にあれば安心。
そして、ライド中、ペダルを漕ぎつつ考えた。
何度も同じことを繰り返すというのは愚かではないか、と。
ロードのフラットペダル(元から完成車についていたもの)は、滑り止めとして、表面に鋭利なギザギザがついている。
そして、私はきわめて皮膚が弱い。
この組み合わせが最悪なのではないか。
皮膚は替えられないので、ペダルを替えるべきではないか?
このロードバイクに乗り続けて3年半、何度もふくらはぎに傷を負い、ようやくそのことに思い至った。早く気づけよ。
これを機に、ペダルを刷新しよう。そう誓った。
さて、ペダルの選択についてはおいおい検討するとして、まずは帰宅後、すぐに傷の対応をせねば。
なにせ、歴代のペダル傷の中で、今回が最もひどい。
医者に行くほどではないが、できる範囲で最適な対応をしておくべきであろう。
そう考えた私は、ライド中にドラッグストアの「スギ薬局」に立ち寄った。
そして、本格的ぽい「湿潤療法」を謳う絆創膏を購入した。
箱書によると「湿潤療法」は医療機関で使われており、早くきれいに治るらしい。
このタイプの絆創膏、存在は知っていたが、使うのは初めてだ。だってチョイ高いし。
さて帰宅後。
出がけの応急処置で、傷上から貼り付けたテーピングを慎重にはがす。体毛が引っ張られる。痛い。
さらには、その分皮膚が余計に引っ張られ、傷口が広がり、止まっていた血が再び滲みだす。
ロードレースの選手が、脚の毛を剃る理由の一つとして「ケガを負った際の処置のため」と言われているが、なるほど毛は邪魔だ。
さて、はがした後に、いよいよ湿潤療法の絆創膏をペタッ(説明書によると、消毒液などは使ってはいけないらしい)。
一般的な絆創膏と違って、シートの裏面全体に薬剤が塗られており、ぽってりとした質感だ。
さて、その後経過を見ていると、傷にあたる部分が白くプヨプヨと膨らんでくる。
日がたつにつれ、プヨプヨ部分はどんどんでかくなる。
説明書には2~3日で幹部経過を見よとあるので、その後いったんはがしてみると、プヨプヨ部分はゲル状になっている。絆創膏裏面の薬剤が、傷から出る体液を吸ってブヨブヨになるのだろう。これが湿潤療法の肝なんだろうな。
傷の状態は・・う~ん、あまり変わってないような。
そして、その後再び新たなパッドを貼り直しを経て、現在もセルフ治療中。
期待したほど治りは早くないかなあ。
「湿潤療法」への期待値が高すぎたかも。
あるいは、自分の体の回復力が落ちてきているのか。
俗に「若者の体の傷はすぐ直るが、心の傷はなかなか癒えない。年老いたらその逆」といわれる。
私もだんだんと後者に近づいているんだな・・
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本当は、傷を負ったら、すぐに貼るのが良いらしい。
いざという時の為に、スマホケースに1枚忍ばせておこう。