最近、西神中央駅周辺の再開発が目立つ。
まず、西区役所が、今年2月に、玉津から西神中央に移転してきた。
さらには、駅のすぐそばに、ホールや図書館を擁する芸術文化センターの建物が、現在建造中だ。
思えば、西神中央駅が開業したのが1987年。35年前だ。
これでようやく、その名の通り、西神戸の中心地になるということかな。
それに合わせて、上記の芸術文化センターの隣には、大型マンションが建設中。
さらに、旧そごうが撤退した駅前ビルは、「エキソアレ」という名の商業施設へと生まれ変わり、今年の4月に開業。駅周りの賑わいを取り戻した。
さて。
そんな、西神中央リニューアルを象徴するエキソアレの最上階に足を運んだ際、このようなパネルを発見。
おりょ?鈴木商店の紹介じゃないか。
そういえば、旧そごうが撤退後、駅前ビルの運営募集に手を挙げ、エキソアレとして復活させたのは、総合商社の双日だ。
そして、双日のルーツが、かつて神戸を拠点に、世界にその名を轟かした伝説の商社、鈴木商店。
大正期を中心に、国際的な貿易ネットワークを築き上げ、当時大いに権勢をふるったことで知られる。
イケイケの社風と独創的なビジネスセンスを武器に、全盛期は三菱・三井に勝るとも劣らぬと評されたという。
その一方で、戦争続きの時流を利用し一気に成り上がった事実、さらに、一旦躓くと意外と脆く、あっけなく崩壊してしまったことから、あだ花・しくじり的な印象が付きまとう企業でもある。
そんなマイナスイメージのあるレジェンドを、こんな唐突な形で、わざわざアピールするとは。
双日からすれば「我々は神戸ルーツだ」「だから西神の駅前ビル再建に取り組んだのだ」という心意気を示したかったのだろうか。
ふうむ。
そこまでされると、神戸市民としては、ちょっと双日応援したくなる。
しかし、昨年株価がちょい跳ねたときに手放してしまった。
・・買いなおそうかな。
(おまけ)
全然関係ないけど・・