墓参りで訪れた姫路。
ついでに、市内をご当地シェア自転車「姫ちゃり」でポタポタ。
そして、事前にチェックしていた「カレーハウス セリカ」に、計画通りお昼時に到着。
人目を引かずにはおれないトンガリ屋根。壁面には大きく「coffee」「curry」とある。これは両方味わわねば・・
そんなことを考えつつドアをくぐると、中はこれぞまさしく昭和の喫茶店。
静かなブームとなっている「昭和レトロ」「昭和ノスタルジー」といった演出チックなものではなく、昭和の時代から、そのままナチュラルに年月を重ねて今に至る・・といった感じ。
採光の窓はごく小さく、照明も抑えぎみ。
年季の入ったインテリア。
BGMはクラッシック。
昭和の喫茶店らしく、たばこのにおいが店内にうっすら沁みついている。
当時の喫茶店文化をそのまま今に伝える、貴重な店舗と言える。
さて、カレーのメニューを見ると、ポークにエッグなど、いくつかある。
しかし、ここは筆頭メニューとして記されている「レギュラーカレー」を注文。
そして、アイスコーヒーも。
店内の空気感に浸りつつ、しばし待つ。
そして到着したカレーがこちら
黄色みがかった、とろみのあるルーが、これまた昭和な感じで郷愁をそそる。
「レギュラーカレー」という名称から、プレーンカレー的なものを想像していたのだが、細かな肉が入っている。
さらには、煮込まれ、くたっとした玉ねぎ。これがいい。
お店の屋根は尖っているが、カレーは尖らず、まったり系(※辛さはプラスできる模様)。
福神漬け、らっきょう、いずれもぴったりと似合う。安心してホクホク食べられる味だ。
このお店の中では、令和3年ではなく「昭和96年」の時間が流れている。
カレーとコーヒーで、おいしいタイムトリップ体験ができた。